この記事にはアフィリエイトリンクを掲載していません。「いい生活Square メンテナンス」へのリンクは、サービス内容を確認するための通常リンクです。筆者は同サービスの利用者ではなく、建築の調整業務に携わる立場から公開情報をもとに考察しています。

DX × Real Estate

いい生活Square メンテナンスは便利?建築の調整業務をしている僕が思う「一元管理」の本当の価値

修繕や退去立会、見積、発注、完了報告までを一つの案件情報につなぐ「いい生活Square メンテナンス」が、2026年内に提供予定です。

こういう業務システムを見ると「全部を一つのアプリにまとめれば便利」と言いたくなります。でも、実務では単純にアプリ数を減らせばいいわけではないと思っています。

僕の職場では相手ごとに使うアプリを分けているので、複数ツールがあってもそこまで困りません。逆に、同じ相手とのやり取りが複数アプリに散る方が問題です。

先に結論

価値があるのは「アプリを一つにすること」ではなく、案件ごとの情報・担当・期日が途切れずにつながることです。

複数アプリを使っていても、相手ごとに使い分けが明確なら大きな問題にはなりません。

一方で、同じ案件・同じ相手の情報が電話、メール、チャット、PDFに散ると、「最新どれだっけ」が起きます。

だから僕は、いい生活Square メンテナンスのように案件単位で写真・チャット・見積・進捗をまとめる方向性にはかなり納得できます。

「いい生活Square メンテナンス」は何を一元化する?

株式会社いい生活は、2026年内に「いい生活Square メンテナンス」の提供を開始する予定です。

対象は、不動産会社、協力会社、オーナー、入居者の間で発生する修繕・メンテナンス業務です。修繕・退去申請から現地立会、複数業者への見積依頼、発注、工事完了報告、オーナーへの見積提示や報告、送金、明細発行までをつなぐ設計です。

公式発表では、紙・電話・FAX・メールが混在することで起きる「最新情報が分からない」「担当者しか進捗を知らない」「見積の転記に時間がかかる」といった問題を背景に挙げています。

写真やチャットも案件単位で持たせ、複数協力会社への見積依頼、明細比較、AI-OCRによる見積書取り込みなども予定されています。

僕は「アプリが複数あること」自体は問題だと思わない

仕事で使うアプリや連絡手段が複数あること自体は、そこまで問題だとは思っていません。

僕の会社では、相手ごとに使うツールがある程度分かれています。

この相手とはこのアプリ、この案件はこのチャット、という整理ができていれば、複数ツールがあっても探す場所は分かります。

逆に面倒なのは、同じ相手・同じ案件の情報が複数の場所に散ることです。

メールにもある、チャットにもある、電話で決まったことだけ記録がない。こうなると後から追うのが一気に難しくなります。

僕の職場では、困ってもCopilotで社内資料や情報を探せる場面が増えているので、情報探索そのものの負担も以前より小さくなっています。

案件ごとのチャットは、実際に便利

いい生活Square メンテナンスでは、協力会社と案件ごとに直接チャットし、写真や進捗も紐づけて管理できるとされています。

これはかなり便利だと思います。

僕の会社でも案件ごとにチャットがあり、そこに関係者が集まる運用があります。

案件単位で会話が残っていれば、あとから「この判断はどこで決まった?」を追いやすいです。

新しく入った人が過去ログを確認することもできますし、担当者の記憶だけに依存しにくくなります。

一元管理で一番大事なのは、「なるべく多くの関係者が同じ場所を見ること」

どれだけ良いシステムでも、一部の人しか使わなければ効果は薄くなります。

不動産会社はシステム、協力会社はメール、オーナーは電話。こうなると、結局誰かが転記しなければいけません。

だから僕は、機能数よりも関係者の参加率の方が重要だと思っています。

全員が完全に同じUIを使う必要まではないとしても、同じ案件情報を見て、同じ進捗を共有できることが大事です。

AI-OCRで見積を取り込むのはアリ。ただし金額チェックは残したい

このサービスでは、紙やPDFの見積書をAI-OCRで読み取り、明細データとして取り込む機能も予定されています。

僕はこういう処理はかなり任せていいと思っています。

人間が見積書を見ながら項目名、数量、単価、金額を打ち直す作業は、時間もかかりますし転記ミスも起きます。

ただし、金額に関わる以上、最終チェックは必要です。

元PDFと取り込み結果を比較し、総額や主要項目におかしな差がないかを見ます。それくらいの確認は残した方がいいと思います。

進捗可視化は、かなり価値がある

僕は「誰がどこまで終わっているか」が見える仕組みにはかなり価値があると思っています。

特に建築や不動産のように、複数の担当者が順番に作業する仕事では、1人の遅れが後工程まで響きます。

例えばチェックゲートと期日を設定し、各担当者が期限までに完了したら「済」にします。完了した項目の色が変わります。

これだけでも、未処理項目が目で分かるので漏れは減ります。

「やったつもり」「誰かがやると思っていた」を減らせることが大きいです。

ただし、進捗管理は形骸化した瞬間に意味がなくなる

こういう仕組みには一つ弱点があります。

チェックボックスを付けること自体が目的になると、一気に意味がなくなります。

本当は終わっていないのに「済」にする、期日だけ機械的に延ばす、誰も進捗画面を見なくなる。

そうなると、見た目だけ整った管理表が増えるだけです。

だからチェックゲートは、項目を増やしすぎず、本当に後工程へ影響するポイントだけに置く方がいいと思います。

AIより先に価値があるのは、「情報の分断をなくすこと」かもしれない

いい生活Square メンテナンスはAI-OCRを搭載予定ですが、僕が一番価値を感じるのはAI機能そのものではありません。

案件情報、写真、見積、発注、完了報告、チャット、進捗が一本につながることです。

AIはその上で、検索、転記、照合、異常検知などを楽にしてくれます。

元の情報がバラバラなままでは、AIを入れても探す範囲が増えるだけです。

先に業務フローをつなぎ、その上でAIを使います。この順番の方が自然だと思います。

「全部を一つにする」より、「一つの案件が途切れない」ことが大事

僕は、仕事で使うアプリが複数あること自体にはそこまで不便を感じていません。

相手ごと・案件ごとに役割が分かれていれば、運用できます。

でも同じ案件の情報が複数の場所に散り、誰が何を終えたか見えなくなると一気に面倒になります。

だから、いい生活Square メンテナンスの価値は「全部のツールを置き換えること」より、修繕案件の情報と進捗を一つの流れとして切らさないことにあると思います。

AI-OCRも進捗可視化も、その流れを楽にする機能として使えばかなり相性が良さそうです。

確認した情報

この記事を書いた人

ビエール🍺のプロフィール画像

ビエール🍺

友達と飲むお酒、お笑い、筋トレ、競馬、サッカー、KPOP。
株や仮想通貨にも興味があります!

Xでビエールを見る