AI × Marketing
TSUKUYOMIはSNS運用に必要?数字をあまり見ない僕がAI分析なら参考にしたい理由
SNSや記事を出したあと、「なぜ伸びたのか」「なぜ売れたのか」をちゃんと分析できている人は、どれくらいいるんだろうと思います。
僕自身、Xやブログの数字は多少気にする程度で、細かく分析しているわけではありません。でもAIが、自分では気づけない反応の共通点や組み合わせまで拾ってくれるなら、かなり参考にしたいです。
先に結論
AIには「自分では見つけられない理由」を探してほしいです。でも、数字が悪いからといって人間らしい発信まで消す必要はないと思います。
TSUKUYOMIの面白いところは、いいねや再生数を並べるだけではなく、広告・検索・流入・購入などのデータと反応を重ねて、「見かけのバズ」と実際の成果要因を分けようとしている点です。
僕なら、その分析結果はかなり参考にします。ただし「この投稿は数字が悪いからやめる」とAIに言われても、自分が残したい発信なら残します。
AIが増えるほど、最後に大事になるのは人間対人間だと思っているからです。
TSUKUYOMIは「反応を集める」だけではなく、次の一手まで整理するサービス
マテリアルデジタルは2026年9月18日、市場の反応をAIで読み解き、次の広告やSNS企画へつなげる新サービス「TSUKUYOMI」の提供を開始しました。
公式発表によると、AIが広報、SNS、動画、インフルエンサーなどの社外反応を収集・分類し、消費者の購入意向、刺さった表現、不安などを整理します。
さらに、その反応を広告、検索、流入、購入データと重ね合わせ、「本当に数字を動かした文脈」と「見かけ上のバズ」を切り分け、次のクリエイティブや企画へつなげる設計です。
特徴的なのは、単にレポートを増やすのではなく、「残す・変える・止める」ための仮説と優先順位まで整理することです。AIが情報整理や企画案の下書きを担い、施策評価や次の判断には専門人材も入ると説明されています。
現在実施している自社施策を使った無料分析から、小さく始めることも可能と案内されています。
僕は普段、Xやブログの数字をそこまで細かく見ていない
僕もXやブログを運用しているので、表示回数やPVがまったく気にならないわけではありません。
ただ、毎回細かく数字を追い、投稿ごとの要因を分析しているかと言われると、そこまではやっていません。
多少気にする程度です。
だからこそ、AI分析には価値があると思っています。人間が画面を眺めて「たぶんこれが良かったんじゃない?」と考えるだけでは見落とすものがあるはずです。
投稿時間、話題、書き出し、言葉の強さ、記事テーマ、検索流入、クリック、その後の行動。いろいろな要素が同時に動く中で、自分では分析しきれない共通点をAIが拾ってくれるなら、その結果はかなり参考にしたいです。
AIに期待するのは、自分では拾えない「特徴」を見つけること
僕がAI分析に期待するのは、「この投稿はいいねが多かったです」と教えてもらうことではありません。
それは数字を見れば分かります。
知りたいのは、なぜその結果になったのかです。
自分では関係ないと思っていた要素が実は効いていたり、一つでは弱い要素でも複数が組み合わさると結果が変わったりするかもしれません。
TSUKUYOMIが公式にうたっているのも、反応を広告や検索、流入、購入データと重ね、成果につながった文脈を整理することです。
人間の感覚だけでは見落としやすいパターンを探します。こういう部分はAIにかなり向いていると思います。
「バズったか」と「売れたか」は、どちらか一つで見るものではない
TSUKUYOMIは、表面的なエンゲージメントや再生数だけで終わらず、「なぜ動いたか」「なぜ売れたか」を見ることを重視しています。
これはかなり納得できます。
ただ、僕は「売上につながらない投稿は意味がない」とも思いません。
直接商品が売れなくても、その投稿をきっかけに名前を覚えてもらったり、別の記事を読んでもらったり、後日検索して戻ってきてもらったりすることがあります。
逆に、反応が小さくても購入につながる記事や投稿もあります。
直接の収益と、間接的に増益へつながる効果は両方大事です。だからこそ、PVやいいねだけでも、売上だけでもなく、その間の流れを見たいです。
数字が悪くても、残したい発信は残す
仮にAIから「この形式は伸びないのでやめた方がいい」と言われたとしても、僕は全部その通りにはしません。
収益につながるための投稿なら、数字を見てかなり改善すると思います。
一方で、自分が好きで発信していることや、自分らしさが出るものまで数字だけで削るつもりはありません。
最適化を突き詰めるほど、全員が同じようなタイトル、同じような言葉、同じような投稿をする世界にもなり得ます。
それでは、AIで効率化したはずなのに、発信する人間そのものが見えなくなります。
これからAIが増えるほど、「人間対人間」が大事になると思う
これは僕が最近かなり意識していることです。
文章も画像も動画も、AIでどんどん作りやすくなっています。分析も同じです。
だからこそ、最後に差が出るのは「この人はどう思っているのか」「この人の経験だから読みたい」という部分になっていくと思います。
AI分析は使いたいですし、提案もかなり参考にしたいです。
でも最終的な判断までAIへ明け渡す必要はありません。
数字を読むのはAIでもいいです。でも、何を残すかを決めるのは人間です。そのバランスが一番いいと思っています。
TSUKUYOMIが合いそうなのは、複数施策を動かしている企業
TSUKUYOMIは、単体のSNS投稿ツールというより、広報・SNS・動画・インフルエンサー施策に加えて、広告や検索、流入、購入まで横断して判断するマーケティング支援サービスです。
そのため、現時点の公開情報を見る限り、個人がXの投稿分析だけに使うサービスというより、複数の接点を持つ企業の方が価値を出しやすそうです。
一方で、考え方自体は個人メディアにもかなり使えます。
「伸びた投稿を真似する」ではなく、「何が効いたかを考える」「直接売上だけでなく間接効果も見る」「数字で改善しつつ本人の色は残す」。この考え方は規模に関係なく使えると思います。
AI分析は歓迎。でも、人間を消すための分析にはしたくない
TSUKUYOMIは、バズの数字だけを追うのではなく、その裏にある反応と成果をつなげ、次の企画まで整理しようとしている点が面白いサービスです。
僕は普段そこまで細かくSNSやブログの数字を分析していないからこそ、自分では見つけられないパターンをAIが拾ってくれるならかなり参考にしたいです。
ただし、AIが「やめた方がいい」と言ったものを全部消すつもりもありません。
直接の収益も、間接的な増益も、自分が発信したいことも全部あります。
AIには分析してもらい、最後は人間が決めます。
AIが当たり前になるほど、その方が発信する人間の価値を残せると思っています。