Serokatsu / Japan Trend 2026
セロ活とは?2026年に広がる「スマホ疲れを整える」新習慣
散歩、読書、映画館、サウナ、朝活。どれも昔からある行動ですが、2026年は「セロ活」という言葉で再び注目されています。
僕はこれを「セロトニンを増やす健康法」というより、刺激を入れ続ける時間を少し減らして、自分を整える行動として捉えるのがしっくりきています。
先に結論
セロ活は「セロトニンを増やす方法」というより、スマホやSNSから一度離れて自分を整える2026年の生活トレンドとして見ると分かりやすいです。
SHIBUYA109 lab.は2026年上半期のトレンドを振り返るレポートで「セロ活」を紹介し、散歩、読書、映画館、サウナ、友人との朝活などを例に挙げています。
ただし、こうした行動をすべて「脳内セロトニンが増えるから良い」と説明するのは単純化しすぎです。僕は刺激を減らす時間を作るための言葉として使います。
セロ活とは?
SHIBUYA109 lab.は2026年9月9日に公開したレポートで、スマホ疲れを感じる若者の間で、心身を整える行動や少人数でゆっくり過ごすオフライン体験への関心が高まっていると整理しています。
その流れの中で紹介されたのが「セロ活」です。
同レポートでは、セロ活をスマホから完全に離れること自体が目的ではなく、スマホに戻るために自分を整える「エネルギーチャージ行動」と捉えています。
散歩、読書、映画館、サウナ、朝活など、強い刺激を追い続ける時間から一時的に離れる行動が中心です。
背景には「スマホ疲れ」がある
SHIBUYA109 lab.が2026年2月に一都三県の15〜24歳574人を対象として行った調査では、62.2%が「スマホ疲れを感じている」と回答しました。
さらに、スマホ疲れを感じている人の79.3%が「一番の要因はSNSだと思う」と回答しました。「SNSの利用時間を減らしたい」という回答も67.6%でした。
スマホそのものが嫌いなのではなく、面白いから使います。でも、ずっと注意を向け続けることには疲れます。
セロ活は、その間に入る「オフラインの余白」として理解すると分かりやすいと思います。
「セロトニンを増やせばOK」とは考えなくていい
セロ活という名前を見ると、「セロトニンを増やせば幸せになる」という話に見えます。
ここは分けて考えた方がいいと思います。
セロトニンは神経伝達物質のひとつですが、気分や健康をひとつの物質だけで説明することはできません。「幸せホルモン」という呼び方も、一般向けには分かりやすい一方でかなり単純化された表現です。
散歩や読書をした直後に、脳内のセロトニンがどれだけ増え、その結果として気分が何%改善したかを日常生活で確認できるわけでもありません。
だから僕は、セロ活をするときにセロトニンの量までは考えません。
スマホから目を離して外を歩き、ひとつのことをします。
そのくらいでいいと思っています。
僕がやっているのは、イヤホンすら付けずに歩くこと
僕自身、頭を休ませたいときにやっていることがあります。
イヤホンを付けず、スマホも見ずに、そのまま歩きます。
音楽やPodcastを聞きながら歩く日もありますが、あえて何も聞かない時間を作ります。
散歩に出たのに、その間ずっと動画や音声を流し、信号待ちではSNSを見ます。これだと身体は歩いていても、情報はずっと入ってきます。
特別なことが起きるわけではありません。それでも僕にとって、この「何も入れない時間」はかなり使いやすい休み方です。
無音ウォーキングから、ウォーキングヨガにもつながる
似ているものに「ウォーキングヨガ」があります。
座って行うヨガとは少し違い、歩きながら呼吸や足の感覚、周囲の音などに注意を向けます。
僕の無音ウォーキングでは「情報を入れないこと」を重視しています。ウォーキングヨガでは、自分の呼吸や身体へ意識を向けるという違いがあります。
スマホを置いて外を歩くところまではかなり近いです。普段の散歩に少しだけ意識の置き方を加えたい人なら、こちらの方が合うかもしれません。
セロ活は「脳を整える」という大きな流れにもつながる
以前、ニューロウェルネスについて調べました。
ニューロウェルネスは、睡眠や運動、回復、ストレス、刺激との付き合い方などを、脳や神経系の健康という視点から捉えるウェルネストレンドです。
僕がそこで重視しているのも、睡眠、運動、そして刺激を減らす時間でした。
そう考えると、セロ活は突然現れたまったく新しい健康法ではありません。散歩や読書、自然の中で過ごすような以前からある行動が、スマホ疲れの文脈で再び注目されています。
僕にはそう見えます。
始めるなら、とりあえず10分歩けばいい
「セロ活を始めよう」と思って、新しい習慣を何個も作る必要はないと思います。
僕なら最初は、スマホをポケットに入れて10分歩きます。イヤホンも付けません。
それで気持ちよければ20分歩きます。別に何も感じなければ、普通の散歩に戻せばいいです。
セロ活という言葉が来年も使われているかは分かりません。
ただ、スマホやSNSから少し離れて、何も入れない時間を作るという行動自体は、流行語が消えても残ると思います。